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稲の花

稲の花

 毎日食べているご飯。お米も植物の実です。
 実がつくからには当然花も咲きます。花びらはないけれど、絹糸のようなシベがちゃ~んとあります。


 会社の同僚が、定時になると急いで帰宅するようになりました。田んぼの草取りに行くのだそうです。お父様を亡くしてから、お母様とふたりで米作りをしている独身乙女です。

 無農薬でやっているので、草取りが本当に大変なんですね。
 水田というと、きれいに生えそろった稲が一面に広がっている風景を思い浮かべますが、無農薬の田んぼを見たことがありますか? 稲よりも背の高いヒエなどがひょいひょいと生えているのです。抜いても抜いても生えてきて、キリがないと言います。

 根が張っている草取りは、田んぼに水が入っている間だけしかできず、稲穂が出てきて水を抜いたらもうできないので、今のうちにやっておかなければと、会社が終わった後に日が暮れるまで草取りをしているそうな。

 今は、夜7時にはもう暗くなりますが、蒸し暑さは昼間とほとんど変わらず、耐え難いほどです。帰宅して、お風呂に入って夕飯を食べ終えると、もうテレビを見る気力もなく眠ってしまう毎日なので、テレビドラマの話にもついていけないと彼女は苦笑します。

 こんなに苦労しても、まわりの田んぼで農薬を使っているために無農薬米とは表示できず、『低農薬』になってしまうのだそうです。
 でも、彼女の作ったお米は美味しいぞ~! そこいらのスーパーで売られているどこぞのコシヒカリよりもずっと美味しいのです。
 新米を譲ってもらって、ふっくらピカピカのご飯を噛みしめるたびに、彼女の1年間の苦労が偲ばれて、なんだか泣けそうになります。

| 花・植物 | 22:41 | comments:0 | TOP↑

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