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『真夜中の天使』

真夜中の天使
  Canon EOS 20D + SIGMA 50mm F2.8 DG MACRO

『我が名は、ジュリー』と一緒に借りてきた『真夜中の天使』を読み始めました。

‘ジョニーというニックネームを持つスーパー・アイドル今西良を巡る人々の愛憎劇を描いた作品’ということですが、作者栗本薫さんが大好きだったジュリーのドラマ『悪魔のようなあいつ』の可門良がモデルといわれています。

 細おもての女顔はぬけるように白く、幼児のようになめらかな頬をしている。(省略)茶色の冷たい、どこか夢見ているような甘さをかくした目、きわだった二重瞼で、何も塗らなくてもその瞼はいつも青みがかってみえる。
 うっとうしいほど長い睫毛、細い鼻梁、くっきりと上唇がくぼみをつくり、下唇はひどく色っぽくしゃくれてふくらんでいる拗ねたような口もとに至るまで、すべてが繊細な線でつくられたアラバスターの彫刻のようだった。
 それに生命をあたえているのは、そのととのった顔をひらめくように変えてみせる、独特な表情の鮮烈さだ。(省略)とりわけ、眉と瞼と睫毛が自在にこちらの胸を苦しくさせるような色っぽい表情を描き出してみせた。

(省略)

 同性の裸身で目のやり場に困る、などというのは、良でなかったらありえないだろう。しかし良のからだには、なにか、ごく未発達なのにひどくエロティックなものを感じさせる美少女の裸身のようなものが漂っていた。
 (省略)いたいたしいくらい、ほっそりときゃしゃな、ほとんど体毛のない裸身だが、骨ぼそでなめらかな肉におおわれ、しなやかなからだつきなので、痩せすぎという感じはしなかった。ひきしまって、野生の鹿かなにかのようだ。

(省略)

良はこの世にふたりとはいない、男でも女でもない、ふしぎな美の化身ともうつる。

                              栗本薫『真夜中の天使』より



初っぱなからこんな調子の大讃美!
も~、‘悪魔のようなあいつ’の良ちゃんと、あの頃のジュリーが頭の中を駆けめぐってしまいます。

ジョニーに関わる登場人物たちも、これはアノ人…と、容易に想像がついちゃうので、フィクションとわかりきっていながらも、
「え~っ、良ちゃんが、ジュリーが、アノ人とそんなコトを…!いや~ん、イヤイヤ…!」
と、いちいち動揺しちゃって、困ったものですぅ~(;^_^A アセアセ…

| ジュリー | 22:26 | comments:2 | TOP↑

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